G1 『FLOWERS』
───────女の子を好きに為ったらいけないんですか?
───────『FLOWERS』より
桜の木の下で少女と少女は出会い、そこから紡がれるさらなる出会いと別れ。
─────『FLOWERS』─────
というわけで今回は去る2017年9月15日に発売したPCゲームである最終章『FLOWERS Le volume sue hiver』を紹介いたします。
いやぁ今作も最高でしたとしか言えないし花ロスで寂しいですとしか言えないですので記事書きます。はい。
PCアダルトゲームメーカーとして2005年に『カルタグラ~ツキ狂イノ病~』を発売し、サイコミステリィ、スタイリッシュミステリィなどミステリィ系で攻めてきたInnocent Grey。どの作品の事件においても猟奇的で凄惨な事件を解く探偵ものが多いが、今作はあくまでミッションスクールを舞台とした春夏秋冬の四作で奏でられる百合系ミステリィ。もちろん猟奇殺人事件などない意欲作である。
当初、発表当時Innocent Greyが発表した際にはR18でないうえに猟奇描写がない。そして分割商法だのなんだの言われていた(未だ言われてる)が四の五の言わずにやってみろ。と言ったところだ。(かくいう私も虚ノ少女やってからInnocent Greyから距離をとっていたので秋編から入ったのだが。)
はい。脱線しかけたので『FLOWERS』の話にもどします。
ネタバレは
【InnocentGreyよりお願い①】
— Innocent Grey_百合 (@ig_lily) 2017年9月14日
InnocentGreyでは公式サイトやゲーム内の文章、画像データ、音声データなどの無断転載、配布等を禁止しています。
詳細についてはガイドラインをご参照ください。https://t.co/WlvdmUFbPb#ゆりグレ #イノグレ
【InnocentGreyよりお願い②】
— Innocent Grey_百合 (@ig_lily) 2017年9月14日
FLOWERSシリーズは謎解き要素も含んだゲームです。
多くの方に新鮮な気持ちでプレイしていただきたいと願っています。
特に感想やゲーム内容等ネタバレ的な発信をする際はできるだけご配慮をいただけますと幸いです。#ゆりグレ #イノグレ
を遵守しネタバレしないので安心してね。っていうか買ってね。
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物語はミッションスクール「聖アングレカム学院」に入学した主人公「白羽蘇芳」とその同級生や先輩方と学院の七不思議とか百合っちゃったりしちゃう物語である。
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ネタバレできないししたくないんで買ってください(二回目)。
この作品でまず目を引くものがスギナミキ氏の描く美しいキャラクター達である。可憐で可憐で美しくあるキャラクター達は可憐である。嗚呼美しや。学生の身分ではジークレが買えないので社会人になったら買いたいですよ。うむ。
次にプレイしていないと見ることができないが今作のシナリオライター志水はつみ氏の書痴ぶりといいますか引き出しの多さ。映画好きもたまらない映画ネタ。
なんたって主人公の蘇芳はイーストウッド好きですよ!!こんな主人公好きにならないわけないじゃない!!蘇芳の好きな映画は本編プレイして確認しよう。
そして聞いただけで泣けるMANYO氏と高橋麗子氏の美しきOP/ED。そしてBGM。サントラを買わなければならない使命感に駆られるだろう。
というか買っても併せて7500円なので普通のPCアダルトゲーム買うより全然安いので本気でこの会社潰れないか心配である。アダルトゲーム業界の不況については別の記事で語りたい。
ほかにも感謝してもしきれないくらいに美しい作品を紡いでくれた多くのクリエイターさん達には改めて感謝いたします。
なぜ今回ここまでネタバレについて考えているかと言いますと、冬編のInnocent Greyの宣伝にある。原画スギナ氏、広報杏様が全国を巡って宣伝活動したときに語っていたのだが大まかなSTORYとCHARACTERページくらいしかホームページは更新しないと言っていた。そのとおりで記事を書いている今でもADVゲーにあるまじきSTAGEとGRAPHICについては更新されていない。
かくいう私も本当に見たい映画はPVすら見ないぶっつけ本番を楽しみに視聴する人間なのでこの試みは素晴らしいと称賛したい。
まぁ4部作のうち4作目だし宣伝しなくてもやってたユーザは買うでしょとのことだったが。
そんなわけで記事を締めくくるとしよう。
忘れもしないあのCharacter 1の発売日決定/PV初お披露目の日、素晴らしく感動して何度もブースに立ち寄って見ていた思い出。(クイズ大会は4問正解の惜しくも4位だったけども)それから4ヵ月、まさか誕生日の前日に発売するとは思わなかった。
誕生日プレゼントとしてクリアした『FLOWERS冬編』人生の中でもとてもいい誕生日プレゼントでした。
改めてこの素晴らしいゲームを作ったInnocent Greyに感謝を、支え続けてくれたファンの仲間たちに感謝を。
『FLOWERS』からInnocent Greyに入っていただいた人は次回作であり最終章『天ノ少女』をプレイしていただけたら嬉しい。(その前に『カルタグラ』からやろうね!PS2版もでているぞ!)
『殻ノ少女』でInnocentGreyに興味をもって『FLOWERS』に手を出していない人はあきらめて手を出してほしい。これもInnocent Grey のかたちなのだから。
これからのInnocent Greyの活躍と白羽蘇芳ら聖アングレカム学院の面々に"長寿と繁栄を"