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M1 イップ・マン(序章/葉問/継承)

これはジークンドー創始者李小龍ことブルース・リーの師葉問を巡る物語である。

 

『イップ・マン序章』

 時に1935年、中国広東省仏山で最強と言われた詠春拳の使い手といわれる葉問(ドニー・イェン)に多くの道場破りが現れ、次々と刺客に対し勝利していく。

 しかし道場破りを倒し平和になった束の間、1938年に仏山は日本軍に占拠され葉問の家は日本軍の司令部として略奪される。

 空手を学ぶ日本軍の練習相手として仏山の猛者が次々と対価の米一袋を求めて戦うが、ある時その戦いに刺激された三浦(池内博之)に戦い敗れ、殺される。

 そのことを知った葉問は空手の練習相手として乗り込み10対1で戦い勝利し、米十袋を獲得するが、米目的に来たわけでは無い。二度と来ることは無い。と言って去る。

 一方、葉問の友人は綿工場を経営していたが山賊に襲われてしまう。

 弟子をとらない葉問であったが、この時代の現状により武術の必要性を訴えられ、工場の従業員らに武術を教える。

 日本軍と山賊と偶然奇襲に合うも何とか従業員らとともにしのぎ切る。

 そして日本軍との文化交流を名義に中国の格闘技と日本の格闘技どちらが上かという殺し合いが三浦と葉問の間で繰り広げられるのだった…

 

『イップマン葉問』

 時は移ろい1949年終戦直後のイギリス領香港にて妻子と平和な日々を過ごす葉問。

 武館を開くがあまり人が入らない。しかし現れたウォン(ホァン・シャオミン)という青年を倒し、そのウォンが話題にしていったことでウォン自身弟子になったうえで門下生が集まっていく。

 ある時ウォンは地元の洪家拳の連中と喧嘩をし拉致されるが、葉問が救出する。

 その洪家拳の武館を開いているホン(サモ・ハン)からこの地区のルール・武館を開くためには各門派の師と戦い勝利する必要があると告げられる。

 いわれたとおりに各門派の師たちと戦い勝利する葉問、しかしホンから武館を開くためにはさらに会費が必要だと告げられる。だが、その会費が私腹を肥やすためのものだろうと判断した葉問はその場を去る。

しかしホンはその会費を香港の武術界隈の平和のために駐留イギリス軍への賄賂として使っていた。

 その後も葉問ら詠春拳の門下生とホンら洪家拳の門下生とゴタゴタが続いたが、ある時葉問はホンの息子を助ける。

 その息子を助けられた恩からホンは香港で開かれるボクシング大会の観戦チケットを葉問へプレゼントするがボクシング大会中にイギリス人ボクサーが挑発し洪家拳詠春拳とイギリス人の乱闘になってしまう。

 葉問とホンの仲裁により乱闘は仲裁されるがプライドの高いホンはイギリス人ボクサーに謝罪を求めるが戦いに勝利すれば謝罪すると拒否し、ホンとボクサーの試合の結果ホンは負け死亡する。

 これにより新聞社などにより反英報道がされ、イギリスはさらなる”正式”な異種格闘戦を行うと発表し葉問とイギリス人ボクサーの火蓋が切られたのだった…

 

『イップ・マン継承』

 さらにさらに時は移ろい1959年、これまた香港で妻子とともに平和に暮らしていた葉問。

 息子を通じて同じ門下の詠春拳の使い手張天志(マックス・チャン)とであう。

 地道に資金を稼いで武館を開く夢を持つ張だったが裏では闇賭博の試合に出場し、資金を稼いでいた。

 そのボスのフランク(マイク・タイソン)と部下は葉問と張の息子の小学校を再開発しようと画策するが二人によって撃退される。

 資金を稼ぎ真なる詠春拳として名前を売った張は武館を開き葉問と戦う。

 正当な詠春拳はどちらか、戦いによって決められる。

 

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 さて、今や一躍大スター、最近ではトリプルXスターウォーズ/ローグワンでの活躍が目に映る大スター、ドニー・イェン主演のこの映画。

 ドニーの出ている映画を見たことがあるならばわかると思うが、素晴らしいアクションの連続で魂が震える。

 そして継承での世界最強ボクサー、マイク・タイソンとの対決、もう感無量。次はロック様あたりまってます。(ところでこのマイク・タイソン実はいい人の役だったのが可愛らしい)

 そんなアクションシーンが最高のこのイップマン。音楽はパトレイバー攻殻機動隊やその他もろもろで日本のアニメ音楽の有名人、川井憲次の耳に残る音楽。

 

 継承に関して最新作ということもありコメントを控えたいのですが泣けるので是非視聴をお勧めする傑作。

 同じくイップマンブームに乗っかった、『イップ・マン誕生/最終章』は別物だからお気を付けを…(サモ・ハンは出ているけども…)

 

 BDは序章、葉問セット版しか販売されてないけどプレミアがついているのか値段が高い。継承のBD発売時に再販してほしかったなぁ…

 

 何がともあれこのイップマン最初にも記したとおりブルース・リーの(一時期)師である。といってもブルース・リーの作中における出番は少ないのだが・・・

 

 現代におけるカンフースターはジャッキー・チェンだけではなくドニーも新たな香港の風を呼んでいるということを覚えておいてほしい。